結論から言うと: 答えを見せる前にまず問題を出してくれて、実際のピアノの音を聴き取り、鍵盤と五線譜の両方を扱うアプリを選びましょう。そして毎日10分練習してください。以下で、それぞれのポイントと、目的別にどのタイプのアプリが合うかを説明します。
私はPianolyticsの開発者です。このガイドは独立したレビューではなく、音名トレーニングアプリを作ってきた経験から書いたものです。
音名を覚えるアプリで見るべきポイント
答えを見せる前に問題を出してくれる
アプリが音をハイライトしてくれているときに音名がわかるのは簡単です。何もハイライトされていない状態で思い出せることこそが、身につけたい力です。先に問いかけて、あとから答えを見せるアプリを選びましょう。
実際のピアノの音を聴き取ってくれる
スマホの画面をタップするだけでは、目しか鍛えられません。自分の楽器でその音を弾けば、手も一緒に鍛えられます。多くのアプリはマイクで音を聴き取り、中にはMIDIキーボードに対応しているものもあります。電子ピアノならMIDIのほうが確実です。
鍵盤と五線譜の両方を扱っている
この2つは別々のスキルです。ある鍵盤がファだとわかっていても、ヘ音記号の五線譜上でファを見つけられるとは限りませんし、その逆も同じです。五線譜だけを練習するアプリもあれば、鍵盤だけのアプリもあります。
間違えた音を繰り返し出してくれる
間違えた音をすべて記録して、その音をより多く出題してくれるアプリなら、何週間分もの時間を節約できます。
自分の目的に合っている
早く曲を弾きたいなら、曲ベースのアプリのほうがモチベーションを保てます。楽譜をすらすら読みたい、コードを理解したいなら、ドリル型のアプリのほうが早く上達します。両方のタイプを1つずつ使う人も多いです。
目的別:どのタイプのアプリが合うか
ピアノアプリはいくつかのタイプに分かれます。それぞれ役割が違うので、何ができるようになりたいかによって選ぶべきアプリが変わります。
| アプリのタイプ | できること | こんな人に向いている | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 曲レッスンアプリ | 動画や、演奏を聴いて待ってくれる「待機」モードなどで曲をガイドしてくれる | 知っている曲を早く弾けるようになりたい | 音符は曲の中で覚えるもので、単独でドリル練習するわけではない |
| 譜読み(初見)プログラム | 読譜テストや段階別の練習問題がある体系的なコース | 印刷された楽譜をすらすら読みたい | 多くは月額サブスクリプション。MIDIキーボードの使用を前提に作られていることが多い |
| 五線譜フラッシュカードアプリ | 五線譜上に音符を表示し、それを正しく弾けるかチェックする | 楽譜から音符を読むスピードを上げたい | 五線譜のみ。コード、スケール、鍵盤上の理論は扱わない |
| 鍵盤トレーナー | 鍵盤全体で、鍵盤の音名、コード、スケール、音程をドリル練習する | 考えなくても鍵盤上で何でも見つけられるようになり、音楽理論を具体的に理解したい | 曲は教えない |
多くの学習者は2つを併用しています。レパートリー用に曲または譜読みのアプリ、音符そのものを覚えるためにドリル型のアプリです。
Pianolytics:音名・コード・音楽理論のための鍵盤トレーナー
Pianolyticsは、ピアノの鍵盤を使った30種類以上のゲームを集めたアプリです。鍵盤の音名当て、五線譜と鍵盤の対応、コード、音程、950種類以上のスケール、五度圏、耳トレーニングがあります。デバイスのマイクで音を聴き取るので、実際のピアノで答えることも、画面上の鍵盤をタップして答えることもできます。ヒートマップで間違えやすい鍵盤がひと目でわかり、練習する鍵盤の範囲も自分で選べます。
無料・広告なしで始められ、Premiumは$2.99からです。1回払いで永久に使える$49.99の買い切りプランも選べます。曲は教えないので、曲を弾くことが目的なら、曲レッスンや譜読みのコースと組み合わせてください。
アプリを決める前に試してほしいこと
- ヒントをすべてオフにして、それでもアプリが答えを求めてくるか確認しましょう。
- わざといくつか違う音を弾いて、ちゃんと間違いを検出するか確かめましょう。
- 部屋の騒がしさはいつもどおりのまま、自分のピアノで試してみましょう。
- 自動更新されるトライアルを始める前に、無料版で何ができるか確認しましょう。
- 3日間使ってみましょう。リマインダーなしで自分から練習していないなら、そのアプリは合っていません。
2週間でピアノの音名を覚えるシンプルなプラン
日曜日に1時間やるより、毎日10分のほうが効果的です。短い練習を毎日続けると、記憶が少し薄れかけたところで引き戻されます。それが記憶を定着させるのです。
- 1〜3日目:白鍵。 2つ並んだ黒鍵のグループを目印に、鍵盤上のすべてのドを見つけます。次に、3つ並んだ黒鍵のグループを目印にファを見つけます。残りの音は、この目印から埋めていきましょう。
- 4〜5日目:黒鍵。 それぞれの黒鍵を、左隣の鍵盤の♯、右隣の鍵盤の♭として覚えます。ド♯とレ♭は同じ鍵盤です。
- 6〜9日目:ト音記号の五線譜。 まずは目印になる音から始めます。真ん中のド、下から第2線のソ、第3間のドです。ほかの音はすべて、いちばん近い目印から何音離れているかで読みます。
- 10〜12日目:ヘ音記号の五線譜。 同じ方法で、真ん中のド、第4線のファ、第2間のドを目印にします。
- 13〜14日目:混ぜてスピードアップ。 両方の五線譜からランダムに出る音符を、タイマーを使って鍵盤で弾きます。いちばんよく間違える音に戻って練習しましょう。
1〜5日目の内容は、このサイトの無料の音名暗記ツールで、登録なしで練習できます。
よくある質問
ピアノの音名をいちばん早く覚える方法は?
目印を使って鍵盤を覚えましょう。ドは2つ並んだ黒鍵のグループの左に、ファは3つ並んだ黒鍵のグループの左にあります。そのうえで、問題を出してくれて、間違えた音を繰り返し出題してくれるアプリで毎日10分練習します。
ピアノの音名を覚えるのにどれくらいかかりますか?
ほとんどの人は、数日で鍵盤のすべての音名を言えるようになります。ト音記号とヘ音記号の両方の五線譜をすらすら読めるようになるには、毎日練習して通常は数週間かかり、初見演奏を続けることでさらに上達していきます。
アコースティックピアノでもピアノアプリは使えますか?
はい、スマホやタブレットのマイクで音を聴き取るアプリなら使えます。Pianolyticsも対応しています。電子ピアノの場合は、アプリが対応していればMIDI接続のほうが正確です。
楽譜は読めるようになる必要がありますか?
弾き始めるだけなら必要ありません。曲アプリがどの鍵盤を押せばいいかを表示してくれるからです。でも楽譜が読めれば、楽譜になっているピアノ曲のほぼすべてに手が届きますし、あとから付け足すより早い段階で覚えるほうがずっと簡単です。
ピアノの音名を覚えるのに無料アプリで十分ですか?
多くの場合、十分です。音名のドリルには大量のコンテンツは必要ないので、無料版や無料ツールでもかなりのことができます。有料プランが重要になるのは、曲のライブラリをすべて使いたいときや、体系的なコースを受けたいときです。Pianolyticsは無料で始められ、このサイトの音名暗記ツールは登録不要です。
音名を覚えることと曲を覚えることの違いは?
音名を覚えるとは、どの鍵盤でも、五線譜上のどの位置でも、瞬時にわかるようになることです。曲を覚えるとは、特定の曲を暗記することです。音名の知識があれば、これから覚えるすべての曲が早く身につき、曲は練習を楽しく続けさせてくれます。それぞれに1つずつアプリを使う学習者も多いです。